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POISON TEACHER

第5章 過去にこだわることより今から変わろうって思わねぇか

数日後、学校に勝の両親が現れ、
母は息子の無実に涙を流し感動をした。


『無実でよかったものの…、
お前みたいな奴は
またいつか……、』


すると母の康子は
父親の秀夫にビンタをした。


『いい加減にしたらどうなのよ!
自分の息子が無実になったのをどうして素直に喜べないわけ!?』


『私はあくまで、
この子の将来を…、』


『親父さん
お袋さんの言う通りだぜ。』



溝坂が二人の間に入り、
父親を諭した。


『過去にこだわってる暇があるなら、
今考えを変えようとしたらどうなんですか?』


父親は
今までの勝とは、違うことを受け入れ、
構ってあげなかったことを悔いて反省した。


そして、勝を抱きしめた。


『ごめんな…
お前があんなことをしたの俺が長男ばっかに構いすぎてしまったから
こいなったんだ!
今度は、お前と向き合っていきたい。
父親として…
私のかわいい息子として…』


勝は、父親の反省した態度を見て
今まで反抗的な態度をせず、
素直に喜び
嬉し泣きをした。



職員室から覗いてた。四組の生徒が感動の拍手が鳴り響いた。


パチパチパチパチ………



溝坂は父親に


『あんた父親としての意地
身に染みたぜ!』


こうして、
勝の家庭は、別居してた両親はまとまり円満な暮らしをしたという…。





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