
POISON TEACHER
第37章 弱いやつほど陰で悦に浸って威張ってる
翌日の昼休み
楠木は
溝坂の昨日の一言が気になっていた
『何なのよアイツ……、』
溝坂の文句を言ったとき、
ザブァァァァ…………
女子トイレから
水の音が明らかに聞こえた
(やれやれ、
また面倒くさいことに
巻き込まれそう………、
見てない、見てない………
タダの気のせい、
そのままスルー……………)
その時、溝坂が廊下を歩いてきて
楠木とすれ違った
どうやら女子トイレの件で
遠くから見張っていたのだ
そして、確認したあと
『えっーーー!!!!!』
溝坂突然、
女子トイレに堂々と入っていった
