
POISON TEACHER
第37章 弱いやつほど陰で悦に浸って威張ってる
溝坂と三和子は体育館の外の校庭で
お礼を言った。
『先生っ……、
ありがとうございました!!
こんな弱い私を助けてくれて……』
『お前は、弱くはねえよ
人の痛みや気持ちを理解できてこそ
人の心は強くて優しくなれる!!』
『そ、そうなのかな?』
三和子は自信がなかった
『ああっ、今度は
誰かがお前に助けを求めてくるさ!!』
『……………』
三和子はまだ理解できなかった
『理解するのが早すぎたかな?
まあ、いつかわかる日が来るさ!!』
「「先生っ!!」」
体育館の外で
四組の生徒たちが溝坂を
待っていた!!
溝坂は四組の皆の所に
戻ろうとするが
『先生っ!!』
『どうした?』
三和子は微笑み答えた
『私も四組の仲間に入っても
いいですか?』
『なりたかったら
いつでもきなっ!!』
『はいっ!!』
溝坂と三和子は
四組の皆が集まってる所へ
駆け出していった!!
