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『おいっ、

なにやってんだ……？』



『何って…
決まってんだろ？』





ドアの後ろで
あゆみたちは嫌な予感を感じた


『溝坂先生、
一体何をするつもりなんだ？』







『このガキどもを
俺が預かるんだ!!』



溝坂の大胆で
ありえない発言をし、
周りを驚愕させた





『えっ、

せ、先生っ!!？』





『貴様っ!？
ふざけたことを言うなっ
何で俺の子を
どこの馬の骨か知らねえ
教師に預けなきゃなんねぇんだ!？』






『黙れっ………


子供にあんな真似すんじゃねぇ
このアル中飲んだくれ親父がっ!!』





『ほざいたことを言うじゃねぇか
この若僧教師がぁっ!!』




美咲の父親は
瓶を溝坂に向けて
殴りかかろうとしたが




溝坂は咄嗟に
ドアを閉め
美咲の父親はドアに顔を
ぶつけた







『まちやがれっ!!』







ギュルルルルル…………







溝坂は既に車に乗り込んでおり
中には美咲とその弟たちがいた。
そして、すぐに
発車をし始めた




『おいっ貴様っ
それワシの車じゃねぇかっ!!



待たねぇかぁーーっ!!』





美咲の父親は
必死で車を追いかけた