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『貴様っ、

頭狂ってんのか!？
こうなったら学校に訴えて……』






『狂ってるのは
あんたじゃないっ!？』






『…………、



おっ、



お前っ!？



どうしてここに？』







後ろからなんと
美咲の母親から電話が掛かっていた。




『美咲から電話があってね
話は全て聞いたよ……



溝坂先生っ、
娘のためにこんな真似をさせて
ホントに申し訳ございませんでした』





さっきまで怒鳴りっぱなしの
態度とは180度変わって
律儀に謝った




『お母さんっ、

謝るべき相手は
お父さんじゃないんですか？



本音を語った方が
幸せになれますよ



なんせ家族なんですから
腹を割らないと……』





溝坂たちははそういって去っていき
美咲の家族たちだけ
となった。






『ごめんなさいね
お互いに大変なのは
分かってたんだけど


どうしても愚痴を吐きたくて
スッキリしたかっただけなの……』





『いや俺も悪かったよ
聞くのめんどくさくってよ
避けるためにキツいことを言って……』






『父さん……、



母さん!!』




両親はスッキリした顔をし
仲直りできたようだ。




『よぉーーしっ、
今日はどっかうめぇ
ファミレスに行くぞぉーーっ!』





『やったぁぁぁーー』



子供たちは大喜びし
家族全員車に乗り込んで
駅から飛ばしていった。