
POISON TEACHER
第42章 沖縄旅行なんくるないさー(楠木の過去)
『ところであのバスガイド
先生と知り合いなの?』
『あぁっ、
俺がホスト時代に接待テクを
教えたうだつの上がらねえ
オバサンだったっ!!』
『溝坂先生より上が
いるとは…………』
筧は溝坂に叶うものはいないと
思っていた………
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楠木の部屋にて
小松田は強烈なくしゃみをした
『ふぇっくしゅーんっ!
誰か知らないけど
私の噂を…………』
『小松田さん
先輩ですから
溝坂先生に口論で
勝てるんじゃ?』
『いや、あの男は
掴み所がなくて
反論出来ない………』
『えっ?』
『確かに最初は
接待術や、話術を教えて
未熟だったから
反抗していたあの男を
口論で黙らせれたけど
マスターした途端
応用したり、
空気読まずの発言、行動力で
口だけで勝てなくなった………』
『無茶苦茶なのは
今も昔も変わってないそうね』
