テキストサイズ

POISON TEACHER

第45章 沖縄旅行なんくるないさぁー(生きる執念)






『溝坂先生っーー!!!






溝坂先生どこですかっーーー!!!?』








暗い洞窟のなか
聴こえるのは楠木の声が
反響するだけである。





楠木は光が漏れてる
出口を見つけ

そこへ向かって
必死に走っていった









タッタッタッタッ…………








光の見える場所から
どこかで見たことがある人影が
現れた。






『ど、




溝坂先生っーーーー!!!』








楠木は
喜びと涙で一杯だったが…………






何故か溝坂との
距離が遠退いていく
ばかり………









『なんで?





なんで離れていくのっ!?』







溝坂は哀れな目をして
楠木にこう言った








『楠木先生………




あんたには
生きる執念ってのが
足りねえようだな……


もうあんたの心は
永遠に闇のなかをさ迷う』







『な、なによそれっ………』







溝坂との距離はさらに
遠く離れていき、
ついに楠木の目に見えなくなり
見失っていく






『いっ、行かないで………






先生っ………!!!!!











溝坂先生っーーーーー!!!!!!』

















_________
_______
_____
___
_

ストーリーメニュー

TOPTOPへ