POISON TEACHER
第46章 沖縄旅行なんくるないさー(交差する想い)
溝坂と楠木は
生徒たちの歓迎を受け
無事に帰還することができた。
生徒たちは溝坂はもちろん
楠木を心から迎えた
『………………』
楠木は言葉では
現せないほど
とても嬉しそうな気持ちよさを
感じていた
楠木は今までの過去を
振り返ってきた
『…私は求めていた
教師になって体験したかった
生徒たちの純粋な
愛を………
今まで、愛に餓えていた
幼い頃から
辛かった………
『大きくなったら
いいことあるよ』って
ずっと信じていたけど
裏切られてばかりだった
私は、決めたっ!
溝坂先生と一緒に
教師を続けていくっ!』
『……………ヘックシュン!』
タカシ『どうしたんだよ
溝坂先生』
あゆみ『雨のなか何をしてたの?
このまんまじゃ風邪引くわよ……』
『テメーらに
心配されるようなほどじゃ……
………………へっ、
ヘックシュンっ!!!!』
バサッ………
『………ん?』
後ろから溝坂の頭にバスタオルが
掛かっていた