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ゲーム~姉の男を寝盗る~

第8章 下宿人【瑞穂22歳 李奈19歳】

ダイニングでは食事が始まっていた。

父親もいつの間にか帰ってきていた。

「俺は息子が欲しかったんだぁ!!!」

酔うの早ッ。

「そう言って頂けるだけで嬉しいです」
「私のことは母親ではなくてお姉さんとして
接してもらって構わないわよ」

酒の力を借りて図々しい母親。

「はい。お姉さん。よろしくお願いします」
「ちょっとぉッ。逸樹くんッ。お母さんの
願望に付き合うことないからねッ」

瑞穂はちゃっかり逸樹の隣に座っている。

「いやいや……藤枝家は楽しい人ばかりで
嬉しいです」

あ……また嫌味のない微笑み。

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