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ゲーム~姉の男を寝盗る~

第10章 藤枝瑞穂の事情①

そこからは無我夢中だった。

ブラウスのボタンを外し拓哉に抱き付くと
強引にキスをした。

『拓ちゃんが好きなのッ』
『俺は李奈が好きなんだ』

しがみつく私を拓哉が振りほどく。

このまま拓哉を李奈の部屋に
行かせてはならないと
有り得ないほどの力が働き
ベッドの上で拓哉と私は格闘した。

李奈の部屋のドアが開く音がした。

ベッドで仰向け状態の私は
渾身の力で拓哉に抱き付いた。

私の部屋のドアが開く。

ドアの向こうの李奈は呆然としていた。

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