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ゲーム~姉の男を寝盗る~

第14章 やっと会えた

瑞穂を救う為ではない。

言わば禊である。

こんな男を利用してしまった私への。

「李奈ちゃん、どうした?腹が決められ
ないなら俺から襲っちゃうよ」

賢人以外の男たちは予め決まっていたのか
ビデオカメラや照明の配置につく。

「こいつらさ、合コンで女を酔わせては
こんなことやってるわけ。手慣れてるっしょ?」
「撮影が終わったら、お姉ちゃんの動画を
削除する約束、忘れないでくださいよ」
「往生際悪いよ。分かってるって」

自ら服に手を掛けると
唾液を飲み込む音が聞こえた。

どうせやるなら優位に立ちたい。

私は負けず嫌いだ。

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