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俺を李奈に盗られてしまうかもと
瑞穂はずっと不安だった。

そして李奈の意識を眩ませようと
瑞穂はカレシの存在をちらつかせ
李奈がそのカレシを奪うよう
仕向けたということだった。

「そんなんでよく上手くいったな」
「明日香さんの都合上ね」
「誰それ？」
「作者さん」
「へぇ……」

そして布施賢人もその一人だったが
酒を飲まされ襲われたということだった。

「本末転倒だな」
「四文字熟語言いたいだけでしょ？」
「それはある」