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ゲーム~姉の男を寝盗る~

第6章 家族旅行【瑞穂21歳 李奈18歳】

「泣くなって。李奈が泣くことないだろ」
「裕太……お姉ちゃんの側に居てあげてね。
お姉ちゃんと片時も離れないであげてね」

追い込む。

というかウザい瑞穂を売り込む。

「俺が瑞穂ちゃんの側にずっと居続けろって
ことか?」
「……ぅん」
「俺が瑞穂ちゃんから目を離したら
他の男に走ってしまうということか?」
「……多分。でもそれはお姉ちゃんが
寂しがりやだから……お姉ちゃんは悪くない」

裕太は「ハァァッ……」と
大きな溜め息をつくと言葉を続けた。

「それ違うだろ。寂しがりやだとかいう
問題じゃない」

おッ。

いいねぇ。

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