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ゲーム~姉の男を寝盗る~

第7章 藤枝裕太の事情

「裕太がそこまで言うならしょうがないね……
私も告げ口みたいな真似しちゃってごめん」
「李奈は悪くないよ。教えてくれて
ありがとな」

危うくヤリマンを掴まされるところだった。

「ぅん……お姉ちゃんのことも心配だったけど
裕太のことも……」

俺を見つめる李奈の瞳は潤んでいて
その二重瞼の綺麗な瞳に吸い込まれそうになる。

いやいやいやいや……

おいそれと瑞穂から李奈に
気持ちを移すわけにいかないだろ。

李奈に軽蔑されてしまう。

「俺のことも……何?」

でも、その期待を持てそうな
言葉の先を知りたい。

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