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ヒミツの関係 SA

第2章 2 翔


2-3


そしてざっくり結果を言うと・・・
これがなかなか・・・予想外に良かった。


オトコ相手に、まず自分が勃つのかどうかも
自信なかったが、
実際に会ってみたその相手は
見た目も爽やかでちょっと可愛い感じ。

黒髪に近い茶髪はナチュラルな雰囲気で 
チャラくもなく、普通にモテそうな好青年に見える。


こんなことするのは金のため?
それとも生粋のゲイなんだろうか
そんな疑問をぶつけると 嫌な顔もせずに
色々なことを語ってくれる


それによると最初は金目当てと割り切っていたが 
意外と男女両方イケルことに気付いたという返事。

何と、今付き合ってる恋人は男だと言う


・・・人生、何が起こるかほんとわかんねーもんだな・・・


話しているときは感じのいい笑顔だったけど、
ベッドの中では切り替わったように妖艶になり、
終始俺に主導権を持たせながら、
カラダもココロも気持ちよくさせてくれる


ただし、やっぱりイキナリ本番までいく勇気はなく、
今回は手と口だけで欲望を吐き出して終わった。

とりあえずオトコ相手でもデキルってことが
わかればいいんだ。

未知なる世界でのお楽しみは次回にとっておこう。


俺はどっちかっていうと 
そんなに常識に囚われる方じゃないから、
これもアリなんだ、と新しい道が開けたことに
素直に感動し、ちょっと浮き足立ってたんだな。


うっかり雅紀に口を滑らせてしまった。
直後 しまった、と思ってももう遅い


このテの話に 雅紀が死ぬほど驚くことは
予想済みだったから 軽く流してすぐに別れたけど・・・
どうも後ろ髪引かれる・・・ていうか後味悪い・・・



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