
学園アリス
第5章 秘め事
「はーい、みんな 注ー目!」
パンパンと手を叩きにこやかに笑う鳴海先生。
その音と声にクラスのみんなが先生を見つめる。
高等部に進級したとはいえ、相変わらず騒がしいうちらのクラスをまとめる鳴海先生。
「今日の僕の現代文の授業なんだけど…急用が出来ちゃったんだよね〜」
眉を下げて残念そうな顔をする鳴海先生。
「てなわけで、」
パンッと一度手を叩き、
「この時間は、DVD鑑賞をしてもらおうと思いま〜す!」
にっこり笑ってそう言った。
「「「おおおーーー!!!」」」
歓喜の声を上げるみんな。
おもしろい授業にしてくれるなんて……さすが鳴海先生や!
