
学園アリス
第5章 秘め事
びっくりしてバッと棗を見る。
けれど、当の本人は何食わぬ顔でゆっくりスカートを捲りあげてきた。
なっ、ちょ、えっ!?!?////
下着が見えないぎりぎりまで捲ると、そのまま露になった太ももを撫であげる。
イヤらしい撫で方に、ゾクッとした。
「な、棗っ!こんな所で何するん!」
小声で抗議する。
「手ぇ止めてっ!////」
周りを気にしながら、必死にやめてと伝える。
それなのに……
あろう事かシャツのボタンを下から順番に外し始めた棗。
「ひゃっ、!?」
ガタンッ
これにはさすがに焦って、思わず体を仰け反らせてしまった。
そのせいで、椅子に体をぶつけて大きな音を出してしまい……一気にみんなの視線がうちに集まった。
