無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

覆いかぶさるようにしてキスをすると、応えるように首に腕を回された。



軽く啄むキスを数回して、離れると



「やっ…、もっと……」


キュッと服を握られ、可愛い顔でねだられる。



あの数回、どんだけ理性と闘ったと思ってんだ。


そうは思っても、蜜柑のこの顔とお願いに弱い俺は

結局、蜜柑に言われるままたっぷりキスするはめになった。





「んっ…ぁ、なつめ、気持ちっ…！」



「(我慢だ我慢。まじで熱下がったら覚えてろこの馬鹿女)」





熱を出した蜜柑は素直で可愛いが、

俺の理性が持たねぇ。


看病ひとつでこんなにも理性を削られるなんて。


もう2度こいつの看病はしたくねぇ。





蜜柑には常に健康でいてほしい、と心から願う棗でしたとさ(笑)