学園アリス
第3章 ヤキモチ
「棗はうちのやもん・・・っ」
拗ねるような言い方になってしまった。
こんな分かりやすくヤキモチ妬いてる自分が、子供すぎて呆れてしまう。
「ばか蜜柑っ、かわいすぎんだよ」
棗にぎゅっと抱きしめられた。
「煽りやがって・・・
放課後、覚悟しとけよ」
耳元で甘く囁く棗に、小さく頷いた。
ーーーーー・・・
ーーー・・・
ーー・・・
ギシッ
「んっ・・・ん、はあっ」
クチュリと舌の絡まる音。
熱い吐息。
体が震えるたびに軋むベットの音。
放課後。
約束した通り棗の部屋に行くと、いきなり壁に押し付けられてキスをされた。
そのまま深く口付けられながらベットまで連れられて・・・
今に至る。
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