えっちな事好み
第11章 〇のかくれんぼ
「ん?タカじゃん―――…何してるんだ?」
ぼーっと空を眺めていた僕に、誰かが声をかけてきた…
「あっ――――…テル兄!!」
振り向くと…自転車に股がり…停まっていた、ヒロのお兄ちゃんがいた!
「あ〜〜〜〜、かくれんぼで、鬼だから100までカウント中!
テル兄は?何してるの?」
テル兄は、自転車を停めてカゴに入っていた紙袋を手に僕の隣に座った――――…
「暑いし、アイス買ってきた…パピコ、半分食うか?」
「ラッキー!食べる!」
テル兄は、僕にアイスを分けてくれた――――…
僕は、完全に数えるのを放棄しはじめていた…