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時を越えて

第1章 時を越えて

「さあ思いっきり楽しもうなあ。」

「うんそうだね。」
(そうだよ。奬忘れないようにこの時を貴方と)

私は奬にわからないように小さな声で呟いた。

そして奬と私は思いっきり満喫した。

今日は最後の夜、奬と私は海岸に腰を降ろしていた。

凄く夜の海は静かで波の音だけが聞こえていた。
(このまま今の時間が止まればいいのに)

そんな事を私は思っていた。

すると奬が私の左肩を掴んで自分の肩にもたれさせた。

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