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Perfect Romance

第11章 飲み過ぎにはご用心



相葉さんの体が少しずつ下がって
唇で小さな尖りを捉えた

そこを転がすように舐めたり
キツく吸い上げたりと刺激を与えてくる

もう片方は指先でこねるように弄られるから

どうしても
その快感に声が出そうになってしまって

手の甲を自分の口に当てて、必死に耐えようとするけど

くぐもった声は抑えきれなくて
…今度は手の甲に思いきり噛みついた



胸の快感と、手の痛みに
溢れ出る涙を止められなくて

固く閉じた目から、耳に向かって
涙の線が描かれる


「かず…」
自分の手を噛んでいる俺に気付いた相葉さんが
それを口から引き離した

「ダメだよ。傷ついちゃうでしょ…」
噛み痕のついたそこに口付けると、そのまま手のひらを合わせてお互いの指を絡ませる

優しく絡む指が熱い


「だって…声、出ちゃうから…」

涙目のまま相葉さんを見上げたら

軽くリップ音を立ててキスをくれた


「頑張って我慢してね。…おしおきなんだから」

優しい顔をしながら
悪魔の囁き


驚きに言葉が出ない俺は、顔を真っ赤に染め上げて
ただ、力なく首を振る事しか出来なかった

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