
Perfect Romance
第12章 我が儘でもいいから
今までの状況が丸分かりの、皺の寄ったシーツに
ぽぉん、とかずを放り投げた
バウンドするかずの身体
え?え?と目をまんまるにしてる
すぐに馬乗りになって、その身体を押さえ込み
「ちょ…っ相葉さん?」
「ごめん、待てない」
両手をシーツに縫い止めて、唇を塞いだ
最初から舌を絡める激しいキスに、翻弄されたかずは
…すぐに抵抗を止めた
こうなる事は、泊まらせるとなった時から分かりきってるから
それに
かずだって寂しかったんでしょ?
大ちゃんから内緒で教えて貰った時、どれだけ嬉しかったと思う?
「服、借りた意味あった?」
ちょっと拗ねたようにかずが呟いて
「さあ?」
そこをとぼける俺
「脱がす楽しみがある」
にんまりと笑って見せると
「…変態」
「かず限定ね」
ー…もう、黙って。の意味も込めて、再びキスをしたら
押さえ込んだ手を払って、俺の首に自分の腕を絡めてきた
そこからはもう、真っ白になるまで求め合った
何度絶頂を迎えても、欲しがるお互いの心と体
我が儘なんて、いくらでも言って
俺は受け止めてみせるからね
