
Perfect Romance
第13章 アブナイ夏休み
「だろ?何せ俺が選んだんだから」
「凄いなーさすが櫻井さんだー」
わざと棒読みで返すかずに
翔ちゃんがベシッとおでこを叩く
「もー…暴力はんたーい!」
そう言いながらもかずは笑ってて
何だかんだ言って仲良しになってるじゃん
…上司と部下には見えないよ
まあ、大ちゃんと俺も
似たようなもんだけどね
「風呂、どうする?」
大ちゃんがぐるっと見回した
夕飯までは、まだ時間がある
「部屋の露天風呂もいいけど、やっぱり大浴場も行きたいねぇ」
翔ちゃんがそう言うと
「あ、なら櫻井さん達行ってきてくださいよ。俺らは後でいいんで。ね、相葉さん」
かずがにっこりと笑ってから俺を見るから
「うん。行ってきなよ。翔ちゃん運転で疲れてるし…」
「そう?なら、先に行くわ。智は?」
「あ、行くー」
お先に!と翔ちゃん達が部屋を出ていった
と、同時に
「うわっ!」
俺はかずを押し倒した
