
Perfect Romance
第14章 今日だけはライバル
ほらまた皆見てるよ
…櫻井さんの壊れっぷりを
でも、考えてみたら
これって櫻井さんにとってはプラスになるのかな?
だって、前に言ってたじゃん
皆自分に対して一線置いてるって
今の櫻井さんなら…
あ、いや
違う意味で一歩引いてる、かも
それだけは止めてくれ!と泣きついた足の脛毛もきっちりと剃られ
つるつるになった自分の足を見て虚しくなった
…俺、こんな事する為にここに入社したんだっけ?
とりあえずパンツだけは阻止できたけど
これまで女物にされたら、…泣くぞ、マジで
自分で自分を見たところで
何がどうなったらこれが「可愛い」になるのか
分からない
「ま、これはリレーっても実質はお遊びだから
スタートで、雅紀と一緒に行けよ」
「…へ?」
「行けば分かる
智と決めたから。お前らのは」
俺がこの格好、と云うことは
相葉さんももしかして同じ?
だったら恥ずかしさは半減できるか
相葉さん、ノリノリだったから
