
Perfect Romance
第15章 祭りのあと
「ダメって…、まさきの、触れなくなっちゃう…」
かずが可愛い事を言う
「かず、感じやすいもんね」
ちょっと揶揄うように言えば、涙目で睨むけど
先端を弄ればその目はすぐに快楽に歪んだ
それでも必死に俺を悦ばそうとする健気なかずは、きっと無意識なんだろうな
足が少しずつ、快楽を取り入れやすいように開かれてる
俺はベッドサイドに置いた、小さな瓶を手に取ると
適当な量を直にかずの下半身に垂らした
「ひゃあ…っつめた…!」
ローションの冷たい感触に体が跳ねる
「ごめんね、これさ…いつものと違うの」
「え…っ」
昔の悪友に貰ったけど、使う事のなかったこれ
ローションには変わりないけど、温感作用があって
人に依っては催淫作用があるらしい
特に、敏感な人には効果があるとかないとか…
「気持ち良くなるから」
臍より下に垂らしたそれを、まんべんなく塗りたくる
それこそ足の付け根、双丘の間、そしてかず自身
…感じるであろう場所に、執拗に延ばしていった
