
Perfect Romance
第21章 さよならは言わない
買い物行く元気はさすがになくて
買い置きのカップラーメンを二人で食べて
後はただ、何となく離れたくなくてずっとくっついてた
特に何を話す訳でもなく、隣にいるだけで安心できた
…この時が、この時間が
俺の中の大きな転機になったんだと思う
俺も、相葉さんと1日も早く一緒に暮らしたい
もう、離れていたくない
時間を掛けてとか、そんな事を言ってないで
大野さんみたいに、迷わずに大事な人のとこに飛び込む勇気が欲しい
いや、欲しいんじゃなくて
持たなきゃいけないんだよね
俺だって立派な成人男子だ
やる時はやってやる
だから相葉さん
後少しだけ、俺に時間をください
あのネクタイと、バングルに誓った言葉を
実現させてみせるからね
隣に座る相葉さんに、さらにくっついて
願掛け代わりに
相葉さんのシャツの裾をキュッと握りしめた
それに答えるように
……相葉さんが微笑みを浮かべた
