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影に抱かれて

第12章 光に灼かれて

スースーと寝息が聞こえてくる頃……ジュールは大きなため息をついた。

「彼らは一体どうしてこんな風に僕らの邪魔をするんだろうね……僕らを邪魔することは許されないのに……それが例え神だってね」

その顔からは笑顔が消え失せていた。

「でももうこれ以上、誰にも間違いは犯させないよ。犯したときは僕が正してやるから……リュヌは何も心配しなくていいからね」






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