テキストサイズ

泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN

第15章 泣き虫ルームメイト15 まー

15-2

夏休みになった
ほとんどの生徒が 次々と帰省していく中
俺と潤は変わらず部屋にいた



「まーは帰らないの?」
「夏は母ちゃんの海外買い付けの時期だから。どうせ父ちゃんも単身赴任で居ないし、東京に帰っても誰もいないからね。」

「ふぅん・・・」
「潤は?お母さん待ってるんじゃないの?」

「勉強が忙しいから帰れないって言っておいた・・・うちの母、過保護だから鬱陶しいんだよ」
「きっと潤のことが心配なんだよ」

「そんなこと知ってる。でもそれが鬱陶しいんだよ。心配そうな目で見られるだけで息が詰まる」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ