泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN
第4章 泣き虫ルームメイト4 潤
・・・驚いた
俺の記憶の中にも はっきり残ってる あの時の男の子が ・・・まー?
さすがに 顔の詳細までは覚えてなかったけど
そういえば黒目がちの元気な子だったなぁ
なるほど、面影はあるぞ と 目の前のまーと 記憶が重なる
それにしても 女の子と間違えられてたなんて・・・
でも、確かに あの頃の俺は 背も小さくて、痩せっぽちで 女の子みたいだったかも知れない
母さんが 黄色や水色ばかり着せてたせいか 実際に 女の子に間違われたこともあった
だけど“初恋の君”が俺、だなんて・・・これは 言わない方が まーの為だろうな
“すごく可愛い女の子”が 実は男で、今、目の前にいる俺だったなんて知ったら 幻滅ものだよな