泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN
第32章 遠回りのルームメイト14 ニノ
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その答えは程なくわかった
俺たちが食堂へ行って、さぁ、と昼飯を食べようとしてたとこへ 翔が入ってきたからだ
俺の後ろの方向からざわめきが 漣のように伝わってきた
嘘、とか え?みたいな小さな驚きが 周りに広がってる
何?と思ったら、俺の向かいに座ってたまーが、目を真ん丸にしてぽかんと口を開けた
「しょ、・・・え?どうしたの?」
まーの視線を追って振り返ると 俺の後ろに翔が立ってる
でも、昨日までの、肩に届く金髪は
真っ黒に染められて 短めに切りそろえられてるし、
よく見えるようになった耳には いつものピアスも無い
「翔・・・・・・」