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泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN

第32章 遠回りのルームメイト14 ニノ


14-5

その答えは程なくわかった


俺たちが食堂へ行って、さぁ、と昼飯を食べようとしてたとこへ 翔が入ってきたからだ




俺の後ろの方向からざわめきが 漣のように伝わってきた



嘘、とか え?みたいな小さな驚きが 周りに広がってる

何?と思ったら、俺の向かいに座ってたまーが、目を真ん丸にしてぽかんと口を開けた

「しょ、・・・え?どうしたの?」



まーの視線を追って振り返ると 俺の後ろに翔が立ってる

でも、昨日までの、肩に届く金髪は 
真っ黒に染められて 短めに切りそろえられてるし、 
よく見えるようになった耳には いつものピアスも無い



「翔・・・・・・」

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