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19-3

「まー、まだ時間あるよね？」
「あ、うん。今日は夜まで外出届け出して来たから」

「じゃあ部屋に行こう。もっと落ち着いて話したいから」
「うん」



点滴スタンドを押す潤と一緒に　エレベーターの方へゆっくりと歩く
その手首があまりに細くて
顔なんかもホントにちっちゃくて・・・

元々細かったのにまた痩せたなぁ

色が白くて細いから、そこら辺の女の子よりずっと儚げで、ずっとずっと綺麗かも知れない
すれ違う人たちが　ちらっと振り返って潤を見るのが　ちょっと得意になるような

でも、前みたいに　もうちょっと生意気っぽい感じの潤もカッコ良かったよなー、なんて　複雑な心境だ