泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN
第40章 泣き虫ルームメイト24 潤
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そんな風に考えた結果、力が入り過ぎて、俺はいつもよりくたくたになって、病室まで帰るのに 車椅子を用意してもらうことになってしまった
車椅子に座るのに補助してくれるのはいつもの看護学生・・・
「今日も頑張ったね」なんて言いながら俺の腰に手を回し、支えてくれるけど
その指先に必要以上に力がこもって、顔もすごく近づけてくる
あともうほんの少し近づいたら 俺の頬に唇が付くほどだ
エレベーターに乗る時に、待ってる人が誰もいないことに緊張する
もしかして二人きりでエレベーターに乗ることになる?
まさか病院内で変なことしないだろう、とは思いながらも
誰か来て一緒に乗ってくれないかな、と祈るような気持ちで辺りを見てしまう