
泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN
第42章 泣き虫ルームメイト26 潤
叔父さんに挨拶するという母さんと一緒に 車に乗って学園に向かう
運転手の城島さんはうちの運転手になってくれてもう20年以上
俺が生まれた時からお世話になってる信頼できる人だ
「坊ちゃん、退院おめでとうございます」
「ありがとう、でもいい加減 坊ちゃんはやめてよ・・・今日はよろしくね」
「畏まりました。安全運転で行きますのでお任せください」
その言葉通り、ベンツは滑るように道路を進み、とっても快適
昨日の夜、ドキドキしてよく眠れなかった俺は 座席でうとうとしちゃったくらい
でも おかげであっという間に学園に着いた
ホントに久しぶりだ
やっと帰って来れたよ
