泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN
第6章 泣き虫ルームメイト6 潤
6-3
次の日、大野さんに付き添われ、病院へ行く
案の定 こっちでも定期検診の大切さを くどくどと言われ
ひたすら頭を下げる俺に 怒涛の勢いで様々な検査が続いた
そんな俺をみて、もうこれ以上はいいか、と思ったのか
冷たかった大野さんの口調が やっと少しだけ和らぐ
「潤、ほんとに 二度とこういうことの無いように気をつけろよ」
「わかったよ、気を付けないと 次はほんとに死んじゃうかもしれないもんね」
「そういうことを 軽々しく口にするんじゃないよ」
「・・・ごめん」
「それから・・・相葉君には あくまでも胃痙攣だって 嘘を押し通すつもり?
俺は ホントのこと打ち明けた方がいいと思うけど」
「やだよ・・・まーには、・・・まーにだけは 知られたくない」
「何で?上手くいってるかと思ってたけど」
「上手くいってるよ・・・だからこそ、まーの前では 健康なフリしたいんだ
俺も まーと同じ太陽の下で 笑っていたい」
「潤の気持ちはわかる。でも いつかはバレると思うよ
その時、相葉君はどう思うんだろうね」
「・・・・・・」