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29-2

タオルと着替えを持って部屋を出ると　エレベーターのところで　翔たちと一緒になった

「潤は？やっぱりシャワー？」
「うん・・・、俺もシャワーだけにしようかなって言ったけど　同情されたくないって、
そんなつもりじゃなかったんだけど・・・」

「潤もちょっと過敏になってるかもね。でもまーもいつも通りにしてた方がいいんじゃない？手術は成功したんだから　無理せずに普通の生活をしてる限り　もう発作は起きないって事だろ？」
「多分・・・俺が気にしすぎなんだよね・・・ほら、潤ってば　ますます痩せちゃったから何か心配になるって言うか・・・」

「うん、わかるよ。まーの気持ちわかるし、多分、潤もまーの気持ちわかってると思う。」
「そうかな・・・」

「そうだよ、大丈夫」
「うん、ありがと・・・」



一人だったらどーんと落ち込みそうな気持ちを　スッと軽くしてくれる
友達っていいもんだな