泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN
第49章 泣き虫ルームメイト33 まー
潤が愛しいのと同じように
潤の傷痕も愛しいと思う
でも、もしも出来ることなら もう少し色が肌になじんで目立たなくなるといいな
潤が海とか行きたいなら、連れて行ってあげたいから
勿論俺は気にしないけど、周りの人がじろじろ見たらきっと潤は傷つくだろう
君たちは 潤が勇気を出して闘ってきた証の勲章だけど
お願いだからもう少し 薄くなってあげてね・・・
心の中で そんな風に話しかけながら 色々なところをよしよし、って撫でていると
潤が俺の名を呼んだ
「まー・・・あの・・・もう、いいよ・・・」
「え?あ、ごめん、やっぱやだった?」
「そんなことないけど・・・」
「え・・・」