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泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN

第54章 泣き虫ルームメイト38 潤


38-3

校長室の前まで行くと丁度ドアが開いて叔父さんと女の人が出てくるところ

あの人?って目で聞くとまーが頷く

まーのお母さんも俺たちに気づいて 何か言いたげな表情だ

まーは俺が聞いたことないようなぶっきら棒な声で
「俺、この学校辞めないから」と言い放った

「雅紀・・・」
「たとえ、母ちゃんが勝手に手続きしてここを辞めさせても、俺、元の学校になんか行かない。俺はここが好きなんだ、ここに居たい、ここじゃなきゃダメなんだ。もう、母ちゃんの思い通りになんか動かないから」

「・・・・・・」


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