無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「よっ、ニノ」
「あ、斗真」

「一人？どこ行くの？」
「部室、今、翔が風磨とカフェテリアで話してるはずだから　俺もどこかで時間つぶそうと思って」

「風磨か・・・そっちはそっちで厄介かもね
ねぇ、どうせ暇つぶしなら格技場に来てトレーニングしない？」
「え？俺？無理だよ」

「はは・・別に俺と同じメニューやれなんて言わないよ、でもニノ、もうちょっと筋力つけて　護身術の一つも身につけといた方がいいんじゃない？」
「護身術か・・・そんな簡単に身に着くかなぁ」

「まぁ、物は試し、とにかく一度やってみようよ」
「ん～、じゃあ着替えないと・・・ジャージとかでいい？」

「うん、俺　格技場の鍵取りに行ってくるから、下で待ってて」
「わかった」


前の事もあるし、俺のこと心配してくれてるんだろうな。
いつになく強引な感じの斗真に押し切られて、俺は着替えをするために部屋に戻る