泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN
第9章 泣き虫ルームメイト9 まー
9-4
手の中の割り箸に書かれた5と言う数字を 諦め悪く見つめる
もしかしたら これは6じゃないのかな? なんて
「俺2番」
隣で潤が手をあげた
「えっ!」
大声を出す俺に驚いて
「え?どうしたの?・・・まーの割り箸見せて」
俺の数字を見た後
「まーが嫌ならしないから」と言った
「嫌ってわけじゃないけど・・・」
「でも、気が進まないんだよね。お茶会初めてだし、断ってもいいよ」
「断ったら・・・どうなるの?」
「もう一回引き直すだけ。もしもまたまーが当たっても 俺が代わってあげるから」
「そんなのダメだよ!」