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泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN

第61章 遠回りのルームメイト21 翔



早く行け、と念じながら笑顔を作り 手まで振る


と、その時、斗真が ふん、と鼻を鳴らした
「翔、コロン変えた?」
「えっ?」

「何か、いつもと違う香り・・・でも、どっかで嗅いだことあるような・・・」

「へ、へぇ・・・、いや、俺はわかんねぇけど・・・」
「そう?俺の気のせいかな。ま、いいや。じゃあ、行ってくるね」


ようやくドアが閉まり、部屋の中に静寂が戻る

俺は大きなため息をついた


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