泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN
第11章 泣き虫ルームメイト11 まー
11-2
うわ、何言ってんだ、俺
潤が不思議そうにしてる
「あ、ごめん、・・・そんなこと 個人の自由だと思うんだけど
それでも 潤がそーゆーことしてなかったのが嬉しい、ってゆーか・・・」
俺の言葉を聞いて、あぁ。と納得した様子の潤
「まーはまっすぐだね。愛情の無い行為が 嫌なんだろ?
まーの彼女になる子は幸せだな」
「そんなこと・・・俺、前に付き合ってた時だって 別に 誠実な彼氏なんかじゃなかったよ。・・・だって男だし、興味も欲求も人並みにはあるから・・・」
「じゃあ、まーはもう経験済み?」
「最後までは 無いけど・・・」
「でも 途中までならあるんだ?手や口なら男女の差はあんまり無いんじゃない?
それでも抵抗ある?」
「口?口、って・・・まさか・・・」
「あれ、口でしてもらったことはないの?」
「潤は・・・ある、の?」
潤は答えずに 俺をじっと見ると ぽつん、と言った
「してあげようか?」