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泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN

第12章 泣き虫ルームメイト12 潤

12-2

そのまま部屋に戻ると 俺をベッドに座らせてくれて

「大丈夫?・・・薬 飲む?」
「ううん・・・大丈夫・・・」

「ほんと?」
「うん、大分 落ち着いてきたから・・・ありがと」

「よかったぁ・・・・・・」



そう言うと まーは力が抜けたみたいに へなへなとその場にしゃがみこんでしまった
見ると、目に涙を浮かべてる

「まー・・・ホントごめん・・・」
「ううん、俺は平気・・・でも 潤、今日はもう寝た方がいいよ」

「そうだね・・・シャワーは明日の朝にして、もう寝ちゃおうかな・・・
でも 髪や服に匂いついてる・・・?」

ん?って顔をあげて まーがふんふんと俺の匂いを嗅ぎ

「これぐらいなら大丈夫かな」

まだ赤い目で そう言いながら 俺の前髪を掻き上げて 額に唇を付けた


「おやすみ」
「・・・おやすみ・・・」



思いがけない不意打ちに また胸がドキドキしてきた


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