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泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN

第74章 泣き虫ルームメイト50 潤


50-3

そしていよいよこの日がやって来た


学園まで電車で戻る、と言った俺を、母さんは当然のごとく引き留め、
城島さんと一緒になって 車で送って行くことを勧めて来たけど

「大丈夫だよ。そろそろ一人で電車ぐらい乗らなくちゃ。
長野先生だって、もう車での送り迎えは必要ない、って言ってたもん」
「そう、なの?でも・・・」

「叔父さんへの挨拶とかも止めてね。俺がちゃんと自分でするから。
いつまでも子供じゃないんだから」
「わかったわ・・・でも気を付けてね」

「うん、着いたら連絡するから。じゃあ行ってきます」
「行ってらっしゃい・・・雅紀君と仲良くね」

「大丈夫」


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