
泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN
第77章 泣き虫ルームメイト53 まー
「もしも潤がここに家族で来たら、当然支配人さんが挨拶に来るよね。でさ、潤の事見てあれ?何か見覚えあるな・・・って なったりして」
「うん。名前見て やっぱりあの時の、松岡さんの親戚の子だ、ってね」
「そうそう、え?って混乱して。素性を隠して泊まるなんて、もしかして潤は秘密裏にホテルをチェックしてたんじゃ?ってなるの」
「それ面白いね、チェックアウトの時、わざとそれっぽく振る舞ってみようかな
あ、チェックアウトの時じゃ無く、もっと早いうちにそう思わせると サービスよくなったりして?」
「そしたら支配人さんの印象に残って、“あの高校生は何者だ?”って。よく調べてみたら松本潤はオーナーの息子だってわかってさ、お父さんのとこに連絡行くの」
「“この度はご子息様にお泊りいただきまして・・・”って?あはは・・・
それはマズイから、大人しくしておこう・・・」
