テキストサイズ

泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN

第13章 泣き虫ルームメイト13 まー




潤は小さいころから何を思い、どれだけのことを我慢してきたんだろう

「成功する可能性が低くても 手術に賭けてほしい。痛くても苦しくても治る為なら我慢できるはず。それに、たとえ失敗しても 生きていられるならそれでいいじゃないか」

今まさに俺が考えてることを、第3者の無責任な意見だ、とバッサリ斬られてしまった気がする


それでも・・・潤に手術を受けてほしいと思う
少しでも可能性があるなら、じわじわと死に向かっていくよりはいいんじゃないの?


そんな風に思うのは それこそ俺が無責任な第3者だから、なの?



自分のことを 第3者だなんて考えたくない





俺にとって潤は自分以上に大切な存在だ

もしも出来ることなら 俺の命を分けてあげたい位 大切に思ってるのに

ストーリーメニュー

TOPTOPへ