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泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN

第83章 遠回りのルームメイト27 ニノ



どう見てもこいつの方が俺より背が高いし
筋肉もありそうだし、喧嘩したら負けるかもしれない
いや、きっと負けるだろう
それでも、俺はコイツを許すことが出来ない


『わかった?先輩ちゃんが責任取ってくれたら、もうマリウスには近づかないって約束するよ。言っとくけど、抵抗しても痛い目見るだけ損するから。その代り大人しくしてたらイイ気持ちにさせてやるよ』

黙ってるのを了承したと受け取ったのか、
ソイツが俺の顎に手をかけ、顔を近づけてくる


誰が大人しくキスなんかさせるか
ソイツの下腹を膝蹴りしてやる、と奥歯を噛みしめ 脚に力を込めたその時
俺よりも もっともっと強い怒りのオーラが こっちに向かって突進してきた

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