
泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN
第85章 遠回りのルームメイト29 ニノ
29-1
翔の手が、俺の身体をゆっくりと撫でる
その指はまだ冷たいのに、触れられたところから順に
カラダがじんじん熱くなる
「ん・・っ、あ・・・」
「ニノ・・・好きだよ・・・」
「・・・・・・」
「何だよ、言ってくれねぇの?」
「言わなくてもわかってんだろ・・・翔はいつも自信満々だもんな」
「そんなことないよ」
「嘘だ」
「ホントだよ、特にお前の事になるとてんでだらしなくなる・・・
だから、聞かせてよ」
「あぁ・・・っ、」
