
ビタミン剤
第45章 残暑
Sside
おもいっきり雅紀に注ぎ込まれて
雅紀でいっぱいにされて、他になにも考えれなく
なる程、充ち足りた幸せに浸らせてもらえてる。
この身体には子宮なんて無くて、
女性ホルモンが分泌される訳がないのに
俺の脳内はどうにかエストロゲンを分泌して
雅紀が注いでくれる精子を体内に着床させようと
はたらきかけてる気がする。
子宝の湯に長湯してたせいかもしれない
雅紀に愛されて雅紀に抱かれて
もしも、生命のやどる瞬間を体現できるなら
迷わず産む決意をするだろう
そんなミラクルは起こり得ないことだけど
相葉雅紀の遺伝子を受け継ぐことが出来るなら
未来のスーパーアイドルのタマゴなんだもん
2人で大切に育ててあげたい。
嵐が結成されて、嵐がなにより大切で
ずっと嵐でいられたから
愛する雅紀とめぐり逢えた
誹謗、中傷、いやらしい記事なんかも
書かれるかもしれない
それでも嵐ファンなら理解してもらえる?
嵐ファンなら応援してくれたりする?
淡い希望と儚い願いはそっと脳裏に秘めて
雅紀のたくましい胸に寄りかかる
