ビタミン剤
第24章 愛の戦士
「翔?ゴメンね、痛かった?」
思わず腰を引いて涙の原因を引き抜いて
あげようとすると、
翔の両手、両脚がその動きを制止するよう
俺の身体を離さないようにしっかり
絡み付いてきた。
「やっ…だめ…出ていっちゃ
離れちゃやぁ… 俺のこと離さないでっ」
ふるえながらしがみついてくる
いじらしい翔の姿にキュンキュンした。
「…翔…泣かないで。
絶対に離さないよ、離すもんかっ!」
力の加減がうまくできない程、翔の身体を
強く抱きしめてあげた。
「もっと雅紀のコイツで触って…ほしぃ
雅紀のソイツも…ぁん
お願い…もっと俺の中で暴れてさせて」
涙をいっぱい溜めた
翔の愛らしいくちびるから発せられる
なんてスケベでかわいいおねだり。
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